もくじ
文法とは?
まずは「そもそも文法って何?」ってところを確認しましょう。 その前に「文法」を定義するために必要な用語をいくつか準備します。
語とは?
文の最小単位である「語」という概念から確認します。
定義
一定の意味や機能を持った文字の並びを語(word)といいます。
たとえば「p」も「e」も「n」も1文字だけでは意味も機能も持ちませんが「pen」と並べばペンという特定の意味を持った語になります。 語は文法上の最小の単位です。 つまりなぜpとeとnがpenと並ぶとペンを表すのかという話題は文法では扱えません。
定義
大文字で始まり「.」または「?」または「!」で終わる1語以上の語の集まりを文(sentence)といいます。
たとえば「Hello!」や「No problem.」や「What's your name?」はすべて文です。 文は文法上の最大の単位です。 つまり複数の文が集まってどのように文章を作るのかという話題は文法では扱えません。
働きとは?
語や語の集まりは文の中で主に次の5つの働きのどれかをしています。
定義
- 文の中で「〜が」やにあたる部分を主語(subject)といいます。
- 文の中で「〜する」「〜だ」にあたる部分を述語(predicate)といいます。
- 文の中で「〜を」や「〜に」にあたる部分を目的語(object)といいます。
- 文の中で主語や目的語とイコールになる部分を補語(compliment)といいます。
- 「いつ」「どこで」「なぜ」「どのように」「どれくらい」などの補足を加える働きを修飾(modification)といい、修飾していることば修飾語(midifier)といいます。
- 対象の範囲を明確にする働きを限定(determination)といいます。
次の例文を見てください。
- I study English.(私は英語を学んでいる)
- They work at this office.(彼らはこのオフィスで働いている)
- Their work is great.(彼らの仕事は素晴らしい)
(1)の例文の「study」と(2)の例文の「work」は、違う語ですが、どちらも述語という同じ働きをしています。 一方で(2)の例文の「work」と(3)の例文の「work」は、同じ語ですが、(2)では述語、(3)では主語という違う働きをしています。
品詞とは?
品詞は文法を理解するうえで最も大切な概念です。まずは定義をしっかり確認しましょう。
定義
語をその働きで分類したものを品詞(part of speech)といいます。
品詞の分類の流儀はいくつかありますが、このノートではひとまずざっくりと次の8品詞に分類することにします。
定義
- 主語の働きができる品詞を名詞(noun)といいます。
- 述語の働きができる品詞を動詞(verb)といいます。
- 名詞の前に置いて、その名詞を限定する働きを持った品詞を限定詞(determiner)といいます。
- 名詞を修飾する働きができる品詞を形容詞(adjective)といいます。
- 名詞以外を修飾する働きができる品詞を副詞(adverb)といいます。
- 名詞の前に置いて形容詞句や副詞句を作る働きができる品詞を前置詞(preposition)といいます。
- 2つの文をつなげてひとつの文にする働きができる品詞を接続詞(conjunction)といいます。
- 他の語を修飾したり他の語に修飾されたりしない品詞を間投詞(interjection)といいます。
たとえば「apple」や「pen」のように主語の働きができる語は「名詞」というグループ、「walk」や「like」のように述語の働きができる語は「動詞」というグループでとらえます。
文法とは?
個々の語ではなく、品詞という一段抽象化したレベルで成り立つルールを文法と呼ぶことにします。
定義
品詞のレベルで成り立つルールを文法(grammar)といいます。
ちなみに個々の語に特有のルールは語法と呼ぶことにします。 語法も含めて広い意味で文法と呼ぶこともあるので、一部の語法は文法書にも載っていますが、語法は基本的には辞書で調べるものです。
句とは?節とは?
英文法には「句」と「節」というとても便利な概念があります。 句や節を使うと、いくつかの語の集まりをひとつの品詞としてとらえることができます。
定義
複数の語がまとまって、ひとつの品詞として働くもののうち、主語を含まないものを句(phrase)といいます。
たとえば次の文では「This red pen」は全体で名詞として働いているので名詞句、「was broken」全体は動詞として働いているので動詞句、「by him」は全体として副詞として働いているので副詞句とよばれます。 「was broken by him」は全体で動詞として働いているので、これ全体を動詞句としてとらえることもできます。
This red pen was broken by him.
(この赤いペンは彼に壊された。)
ちなみに「by him」を前置詞が作る副詞句という意味で前置詞句と呼ぶ人もいますが、それでは前置詞として働く句(例えば「in front of」など)との区別が紛らわしくなってしまうので注意しましょう。
定義
複数の語がまとまって、ひとつの品詞として働くもののうち、主語を含むものを節(clause)といいます。
たとえば次の文では「who broke the pen」は主語whoを含み名詞manを修飾する形容詞として働いているので形容詞句とよばれ、 「because I saw the scene」は主語Iを含み文の前半を修飾する副詞として働いているので副詞句とよばれます。
I know the man who broke the pen because I saw the scene.
(私は現場を見たので、そのペンを壊した男を知っています。)
ちなみにwhoが作る節という意味で「who broke the pen」をwho節、becauseが作る節という意味で「because I saw the scene」をbecause節と呼ぶ人もいます。
名詞の文法
それでは8つの品詞をひとつずつ見ていきましょう。
まずはapple、water、Japan、youなどの名詞です。 名詞の定義は「主語の働きができる語」でした。
名詞の働き
文法
名詞には主語になる働きがある。
次の文では名詞のcatが主語の働きをしています。
The cat is cute.
(そのネコは可愛い。)
名詞には主語になる以外の働きもあります。
文法
名詞には目的語になる働きがある。
次の文では名詞のcatが目的語の働きをしています。
I like the cat.
(私はそのネコが好き。)
文法
名詞は補語になる働きがある。
次の文では名詞のcatが補語の働きをしています。
My pet is the cat.
(私のペットはそのネコです。)
名詞の種類
名詞には大きく分けて次の4つの種類があります。
定義
- 数を数える名詞を可算名詞(countable noun)といいます。
- 数を数えない名詞を不可算名詞(uncountable noun)といいます。
- 唯一無二のものを指す名詞を固有名詞(proper noun)といいます。
- 他の名詞の代わりに使える名詞を代名詞(pronoun)といいます。
可算名詞はたとえばbookやfamilyなど、不可算名詞はたとえばwater、healthなどです。 どちらになるかは名詞によって決まっているのではなく、その意味によって決まります。 例えば、fireは「火事」という意味では可算名詞になりますが、「火」という意味では不可算名詞になります。 固有名詞はTaroやJapanなどです。 この世にTaroという人はたくさんいますが、どのTaroも変えの効かない存在なので固有名詞になります。 代名詞はyouやthisなどで、全部で67個あります。
文法
固有名詞は文中であっても大文字で始めます。
I live in Japan.
(私は日本に住んでいます。)
人称とは?
定義
話し手との関係を表す名詞の形を人称(person)といいます。 話し手を表す人称を1人称(first person)、聞き手を表す人称を2人称(second person)、その他を表す人称を3人称(third person)といいます。
人称によって実際の形が変わる名詞は代名詞だけです。 例えばIの1人称はI、2人称はyou、3人称はheとsheです。
数とは?
定義
数を表す名詞の形を数(number)といいます。 対象がひとつである数を単数(singular)、2つ以上である数を複数(plural)といいます。
数は「かず」ではなく「すう」と読みます。 日本語では形であることを強調するために単数のことを単数形、複数のことを複数形ということが多いです。 たとえばpenの単数形はpen、複数形はpensです。 複数形は単数形の末尾にsを付けたものが多いですが、child(単数形)とchildren(複数形)のように不規則に変化するものもあります。 代名詞にも数があり、たとえばIの単数形はI、複数形はweです。
文法
可算名詞の単数形には限定詞をつけます。
限定詞は名詞を限定する語で、たとえばaやtheやmyやthisなどです。 たとえばcatは可算名詞なので「I like cat.」は文法的に誤りで、「I like my cat.」のようにcatに何かしらの限定詞をつけないといけません。 もちろん複数形のcatsに限定詞は不要なので「I like cats.」は文法的に正しいです。
格とは?
定義
文の中での働きを表す名詞の形を格(case)といいます。 主語の働きをする格を主格(nominative case)、目的語や補語の働きをする格を目的格(objective case)、限定の働きをする格を所有格(possessive case)といいます。
たとえばIの主格はI、目的格はme、所有格はmyです。 代名詞以外の名詞は主格と目的格が同じ形をしています。 所有格では名詞の後に「's」を付けます。 たとえば「cat」の所有格は「cat's」です。
動詞の文法
2つめはwalk、love、be、canなどの動詞です。 動詞の定義は「述語になれる品詞」でした。 動詞の文法は他の品詞の文法と比べてとても複雑で、動詞の文法を理解すれば英文法の7割を理解したと言っても良いくらいです。
動詞の働き
動詞には大きく分けて2つの働きがあります。
文法
動詞には述語になる働きと、名詞句や形容詞句や副詞句を作る働きがあります。
定義
述語として働いている動詞を述語動詞(finite verb)、述語以外として働いている動詞を準動詞(nonfinite verb)といいます。
たとえば次の文では動詞studyが述語動詞として働いています。
I study English.
(私は英語を勉強する。)
これに対して、次の文では動詞studyが準動詞として名詞句「studying English」を作っていて、likeの目的語になっています。
I like studying English.
(私は英語を勉強することが好き。)
動詞の活用
定義
動詞の形が変わることを活用(conjugation)という。
文法
動詞には原形(infinitive form)、現在形(present form)、過去形(past form)、現在分詞形(present participle form)、過去分詞形(past participle form)という5つの活用があります。
原形は辞書に載っている形です。 原則として、現在形は原形と同じか原形にsを付けた形、過去形は原形にedを付けた形、現在分詞形は原形にingを付けた形、過去分詞形は過去形と同じか原形にenを付けた形になります。 ただし全ての動詞に全ての活用があるわけではなく、逆にひとつの活用に複数の形がある動詞もあります。 いくつかの例を表にまとめておきます。
原形 | 現在形 | 過去形 | 現在分詞形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
play | play plays |
played | playing | played |
give | give gives |
gave | giving | given |
do | do does |
did | doing | done |
be | am is are |
was were |
being | been |
can | can | could | なし | なし |
動詞の型
定義
それだけで述語を作れる動詞を本動詞(main verb)といい、本動詞と一緒に使ってはじめて述語を作れる動詞を助動詞(auxiliary verb)といいます。
たとえばspeakは本動詞なのでそれだけで述語を作ることができ「I speak Japanese.」のような文を作ることができます。 一方canは助動詞なのでそれだけでは述語を作ることができず「I can speak Japanese.」のように本動詞とセットになってはじめて文を作ることができます。
文法
本動詞には完全自動詞(complete intransitive verb)、不完全自動詞(incomplete intransitive verb)、完全他動詞(complete transitive verb)、不完全他動詞(incomplete transitive verb)という4つの型があります。
ちなみに完全自動詞を使った文を第1文型、不完全自動詞を使った文を第2文型、のように呼ぶことがありますが、本質的には文の型ではなく、あくまで動詞の型です。
文法
完全自動詞は目的語も補語も後ろに置くことができません。
たとえば完全自動詞のswimを使って次のような文を作ることができます。
He swims.
(彼は泳ぐ。)
文法
不完全自動詞は補語も後ろに置きます。
不完全自動詞の代表例はbeです。たとえばbeを使って次のような文を作ることができます。
He is kind.
(彼は親切だ。)
be以外ではたとえばlookやsmelやseemなどがあります。
He seems kind.
(彼は親切に見える。)
どの動詞を使っても基本的には「主語=補語だ。」という意味になります。
文法
完全他動詞は目的語を後ろに置きます。
たとえば完全他動詞のlikeを使って次のような文を作ることができます。
He likes cats.
(彼はネコを好む。)
数は少ないですが、目的語を2つ置ける動詞もあります。
He gives her advice.
(彼は彼女にアドバイスを与える。)
どの動詞を使っても基本的には「主語は目的語に述語する。」または「主語は目的語1に目的語2を述語する。」という意味になります。
文法
不完全他動詞は目的語と補語を後ろに置きます。
たとえば不完全他動詞のmakesを使って次のような文を作ることができます。
He makes her happy.
(彼は彼女を幸せにする。)
どの動詞を使っても基本的には「主語は目的語=補語を述語する。」という意味になります。
文法
助動詞には第一助動詞(primary auxiliary verb)と法助動詞(modal auxiliary verb)という2つの型があります。 第一助動詞は意味を持たず機能だけを持った助動詞で、do、be、haveの3つです。 法助動詞は話し手の主観を加える助動詞で、will、can、may、must、shall、dareの6つです。
第一助動詞はこのあと出てくる相や態や倒置などを操るために使われます。
法助動詞については法助動詞のところで詳しく書きます。
時とは
英語で時を表現するには現在時制、過去時制、進行相、完了相というシステムを組み合わせる必要があります。 そしてこのシステムを理解するためには、まず3つの時を区別する必要があります。
定義
話し手が発話している時点を発話時(speech time)、話者の関心がある時点を基準時(reference time)、事象(出来事)が発生している時間を事象時(event time)といいます。
たとえば話し手が「今朝は雪が降っていた。」と言った場合、これを言っている時点が発話時、今朝が基準時、雪が降っていた時間が事象時になります。 英語では発話時と基準時の関係を「時制」、基準時と事象時の関係を「相」というシステムで表します。
時制とは
英語には現在時制と過去時制という2つの時制があります。
定義
発話時と基準時の関係を表す述語の形を時制(tense)といいます。 基準時が発話時よりも前にある時制を過去時制(past tense)といい、そうでない時制を現在時制(present tense)といいます。
順番にみていきましょう。
文法
現在時制では、述語の先頭の動詞を現在形にします。
次の文では述語の動詞giveが現在形のgivesになっています。
He gives advice.
(彼はアドバイスを与える。)
ちなみに「先頭の」という部分は述語が長くなった時の話なので今は気にしなくて大丈夫です。
文法
過去時制では、述語の先頭の動詞を過去形にします。
次の文では述語の動詞giveが過去形のgaveになっています。
He gave advice.
(彼はアドバイスを与えた。)
相とは
時制とは独立した概念に相というものがあり、英語には進行相と完了相という2つの相があります。
定義
基準時と事象時の関係を表す述語の形を相(aspect)といいます。 事象時と基準時が重なっている相を進行相(progressive aspect)といい、事象時が基準時よりも前にある相を完了相(perfect aspect)といいます。
たとえば非進行相で非完了相の文「He gives advice.」を色々な相に書き換えていきます。
文法
進行相では述語をbe+現在分詞形の形にする。
次の文は進行相なので助動詞is+現在分詞形givingの形になっています。
He is giving advice.
(彼はアドバイスを与えている。)
過去時制にすると述語の先頭の動詞が過去形になって次のようになります。
He was giving advice.
(彼はアドバイスを与えていた。)
文法
完了相では述語をhave+過去分詞形の形にする。
He has given advice.
(彼はアドバイスを与えたところだ。)
完了相かつ進行相では述語がhave+been+現在分詞形の形になって次のようになります。
He has been giving advice.
(彼はアドバイスを与え続けている。)
過去時制にすると述語の先頭の動詞が過去形になって次のようになります。
He had been giving advice.
(彼はアドバイスを与え続けていた。)
態とは
ここまでの例文はすべて能動態でしたが、英語には能動態の他に受動態があります。
定義
主体と行為との関係を表す述語の形を態(voice)といいます。 主体が行為を行う側である態を能動態(active voice)といい、行為を受ける側である態を受動態(passive voice)といいます。
能動態の文「He gives advice.」を受動態に書き換えてみます。
文法
受動態の文では述語をbe+過去分詞形の形にする。
He is given advice.
(彼はアドバイスを与えられる。)
この文を過去時制で進行相で完了相にすると次のようになります。
He had been being given advice.
(彼はアドバイスを与えられ続けていた。)
法とは
ここまでの例文はすべて直説法でしたが、英語には直説法の他に仮定法と命令法があります。定義
話し手の態度を表す述語の形を法(mood)といいます。事実を表す法を直説法(indicative mood)、想いを表す法を仮定法(subjunctive mood)、命令を表す法を命令法(imperative mood)といいます。
直説法の文「Somebody gives advice.」を仮定法と命令法に書き換えてみます。
文法
仮定法では述語の先頭の動詞を過去形にする。
Somebody gave advice.
(誰かがアドバイスを与えたらなあ。)
見ての通り、形としては直接法の過去時制と同じなので、これが「直説法の過去時制」なのか「仮定法」なのかは文脈から判断するしかありません。 そのため、一般的には 「I wish somebody gave 〜」 や 「If somebody gave 〜」 のように仮定法だと判別できる表現と一緒に使います。
仮定法に時制はありませんが相や態はあります。 たとえば次の文は完了相の文です。
Somebody had given advice.
(誰かがアドバイスを与えていたらなあ。)
次の文は受動態の文です。
Somebody was given advice.
(誰かがアドバイスを与えられていたらなあ。)
文法
命令法では述語の先頭の動詞を原形にする。
例えば主語がSomebodyの場合、直接法では動詞がgivesやgaveにならないといけませんが、次のように命令法では原形になります。
Somebody give advice.
(誰かがアドバイスを与えろ。)
命令法を使う場面では普通は目の前の相手、つまりyouが主語なことが多いのでyouは省略して次のように動詞から始めます。
Give advice.
(アドバイスを与えろ。)
ただし「あなた」を強調したい場合はあえて省略しないこともあります。
You give advice.
(あなたがアドバイスを与えろ。)
命令法には時制がありませんが、相や態はあります。 例えば次の文は進行相の命令文です。
Be giving advice.
(アドバイスを与え続けろ。)
次の文は受動態の命令文です。
Don't be given advice.
(アドバイスを与えられるな。)
法助動詞
英語の法助動詞はcan、will、must、may、shall、dareの6つでした。 法助動詞を使うと、動詞に義務や意志や能力などの話し手の主観を追加することができます。
文法
法助動詞は述語の先頭に置き、その直後の動詞を原形にします。
たとえば「He gives advice.」に法助動詞を加えると、次のように直後の動詞が原形になって主観が加わります。
He will give advice.
(彼はアドバイスを与えるだろう。)
He must give advice.
(彼はアドバイスを与えるにちがいない。)
He may give advice.
(彼はアドバイスを与えるかもしれない。)
法助動詞は動詞句の先頭に置き、直後の動詞が原形になるので、たとえば「He is given advice.」に法助動詞mayを追加すると次のようになります。
He may be given advice.
(彼はアドバイスを与えられるかもしれない。)
準動詞
述語動詞ではない動詞の働きを準動詞といいました。 「to+原形」「現在分詞形」「過去分詞形」の3つの形は準動詞として働くことができます。 「現在形」と「過去形」は準動詞にはなれません。
文法
動詞の「to+原型」は名詞句、形容詞句、副詞句を作り、句の中で動詞としてはたらくことができます。
次の文では名詞句「to give advice」がwantの目的語になっています。
I want to give advice.
(彼はアドバイスを与えることを望む。)
次の文では形容詞句「to give advice」がmanを修飾しています。
He know a man to give advice.
(彼はアドバイスを与える男性を知っている。)
次の文では副詞句「to give advice」が文の前半を修飾しています。
He came to give advice.
(彼はアドバイスを与えるために来た。)
どの文でも、文の中では動詞以外の品詞として働き、 句の中では動詞として働いて目的語adviceをとっています。
文法
動詞の「現在分詞形」は名詞句、形容詞句、副詞句を作り、句の中で動詞としてはたらくことができます。
次の文では名詞句「giving advice」がlikeの目的語になっています。
He likes giving advice.
(彼はアドバイスを与えることを好む。)
次の文では形容詞句「giving advice」がmanを修飾しています。
He knows a man giving advice.
(彼はアドバイスを与える男性を知っている。)
次の文では副詞句「giving advice」が文の前半を修飾しています。
He helped her giving advice.
(彼はアドバイスを与えて彼女を助けた。)
文法
動詞の「過去分詞形」は形容詞句や副詞句を作り、句の中で動詞としてはたらくことができます。
次の文では形容詞句「given advice」がmanを修飾しています。
He knows a man given advice.
(彼はアドバイスを与えられた男性を知っている。)
次の文では副詞句「given advice」が文の前半を修飾しています。
He came, given advice.
(彼はアドバイスを与えられるために来た。)
述語動詞と準動詞については次のノートにくわしくまとめる予定です。
形容詞の文法
3つめはred、longなどの形容詞です。 形容詞の定義は「名詞を修飾する働きを持った語」でした。
形容詞の働きその1
文法
形容詞は名詞の直前か直後に置いて、全体として名詞句を作ります。
基本的には、語で修飾する場合は次のように名詞の直前に置きます。
This is a long pen.
(このペンは長いペンだ。)
この例文では形容詞longが名詞penを修飾していて、a long pen全体として名詞句を作っています。 逆に、句や節で修飾する場合は名詞の直後に置きます。
This is a pen made in Japan.
(このペンは日本で作られたペンだ。)
この例文では形容詞句made in Japanが名詞penを修飾していて、a pen made in Japan全体として名詞句を作っています。
形容詞の働きその2
文法
形容詞は補語の働きができます。
次の例文では、形容詞longが補語になっています。
This pen is long.
(このペンは長い。)
動詞がisなので、形容詞longは主語This penとイコールの関係になっています。
ちなみに、形容詞の働きその1は限定用法、その2は叙述用法と呼ばれています。
形容詞の級とは?
形容詞には3つの形があり、それらを使い分けることで比較の表現を作ることができます。
定義
比較を表すための形容詞の形を級(degree)といいます。 比較をしない場合でも使える級を原級(positive degree)、2つの物事を比較するための級を比較級(comparative degree)、3つ以上の物事を比較するための級を最上級(superlative degree)といいます。
辞書に載っている元の形が原級です。
比較級は原級の語尾にerをつけるか、more+原級の形にします。 基本的には短い単語はer型で、長いタイプはmore型です。 たとえばlongの比較級はlongerで、importantの比較級はmore importantになります。 少ないですが例外もあって、たとえばgoodの比較級はbetterです。
最上級は原級の語尾にestをつけるか、most+原級の形にします。 たとえばlongの最上級はlongestで、importantの最上級はmost importantになります。 少ないですが例外もあって、たとえばgoodの最上級はbestです。
形容詞の形を使い分けると比較の表現を作ることができます。まずは原級を使った比較です。
This pen is as long as mine.
このペンは、同じくらい長い、私のと比べて。
(このペンはのペンと同じくらい長い。)
longを「同じくらい」という意味の副詞asで修飾しています。
後ろは「〜と比べて」という意味の前置詞「as」を使って、比べる対象を書いています。
「as mine」全体は「long」を修飾する副詞句です。
次は比較級を使った比較です。
This pen is longer than mine.
このペンは、より長い、私のよりも。
このペンは私のペンよりも長い。
This pen is longest of mine.
(このペンは、一番長い、私のものの中で。)
これは次のように書き換えることもできます。
This pen is the longest pen of mine.
(このペンは、一番長いペン、私のものの中で。)
これは次のように2つめのペンを省略することもできます。
This pen is the longest of mine.
形容詞を使った比較表現については次のノートにまとめる予定です。
副詞の文法
4つめはveryやreallyなどの副詞です。 副詞の定義は「名詞以外を修飾する品詞」でした。 具体的には動詞や形容詞や副詞や文全体を修飾します。
副詞の働き
文法
多くの副詞は動詞の前後に置くことで動詞を修飾できます。
たとえば次の文では副詞のreallyが動詞のlikeを修飾しています。
He really likes soccre.
(彼はサッカーがとても好き。)
文法
多くの副詞は形容詞の前後に置くことで形容詞を修飾できます。
たとえば次の文では副詞のreallyが形容詞のkindを修飾しています。
He is really kind.
(彼はとてもやさしい。)
文法
多くの副詞は副詞の前後に置くことで副詞を修飾できます。
たとえば次の文では副詞のreallyが副詞のfastを修飾しています。
He runs really fast.
(彼はとても速く走る。)
文法
一部の副詞は文頭や文末に置くことで文全体を修飾できます。
たとえば次の文では副詞のclearlyが文全体を修飾しています。
Clearly, he is kind.
(明らかに、彼はやさしい。)
副詞の級とは
副詞には3つの形があり、それらを使い分けることで比較の表現を作ることができます。
定義
比較を表すための副詞の形を級(degree)といいます。 比較をしない場合でも使える級を原級(positive degree)、2つの物事を比較するための級を比較級(comparative degree)、3つ以上の物事を比較するための級を最上級(superlative degree)といいます。
辞書に載っている元の形が原級です。 比較級は原級の語尾にerをつけるか、more+原級の形にします。 基本的には短い単語はer型で、長いタイプはmore型です。 たとえばfastの比較級はfasterで、quicklyの比較級はmore quicklyになります。 少ないですが例外もあって、たとえばwellの比較級はbetterです。
最上級は原級の語尾にestをつけるか、most+原級の形にします。 たとえばfastの最上級はfastestで、quicklyの最上級はmost quicklyになります。 少ないですが例外もあって、たとえばwellの最上級はbestです。
副詞の級を使い分けると比較の表現を作ることができます。まずは原級を使った比較の例文です。
He runs as fast as her.
(彼は同じくらい速く走る、彼女と比べて。)
副詞「fast(速く)」を副詞「as(同じくらい)」で修飾しています。 後ろは前置詞「as(〜と比べて)」を使って比べる対象を書いています。 前置詞asを使って「as her」とする代わりに、接続詞asを使って「as she is」とすることもできます。
次は比較級を使った比較の例です。
He runs faster than her.
(彼はより速く走る、彼女よりも。)
前置詞「than(〜よりも)」を使って比べる対象を書いていますが、これは文法的には無くても問題ありません。 前置詞を使って「than her」とする代わりに接続詞thanを使って「than she is」とすることもできます。 前置詞asの場合は後ろは目的格herになりますが、接続詞asの場合は主格she+動詞isになるので注意です。
次は最上級を使った比較の例です。
He runs fastest in Japan.
(彼はもっとも速く走る、日本で。)
最後のin Japanのような比べる範囲は示さなくても文法的には問題ありません。
副詞を使った比較表現については次のノートにまとめる予定です。
限定詞の文法
5つめはthe、my、everyなどの限定詞です。 限定詞の定義は「名詞の前に置いて、その名詞が表す範囲を限定する働きを持った品詞」でした。 たとえば、
this pen(このペン)
your pen(あなたのペン)
some pens(いくつかのペン)
all pens(すべてのペン)
のように「どのペンか?」を指定します。
限定詞+名詞の全体としては名詞句になります。
限定詞は形容詞に似ていますが、形容詞が「long pen」や「blue pen」のように「どんなペンか?」を表すのに対して、限定詞は「どのペンか?」を表します。
また形容詞が「long blue pen」のように2つ以上重ねて使うことができるのに対して、限定詞は「this my pen(誤)」のように重ねて使うことができません。
限定詞は数が限られているので、一覧を次のノートにまとめてあります。
前置詞の文法
6つめはat、on、inなどの前置詞です。 前置詞の定義は「前置詞+名詞で全体として形容詞句や副詞句を作る働きがある品詞」でした。 そして前置詞の後ろ名詞を前置詞の目的語と呼ぶのでした。
たとえば次の文では「前置詞+名詞」つまり「in the room」が形容詞句として名詞「book」を修飾しています。
The book in the room is mine.
(部屋の中の本は私のものです。)
ところが次の文では同じ「in the room」が副詞句として動詞「is」を修飾しています。
The book is in the room.
(その本は部屋の中にある。)
このように、前置詞が作る句が形容詞句なのか副詞句なのかは、前置詞やその目的語によって決まるのではなく、あくまで文の中での働きできまります。 ただし次の文のように文脈から判断しないといけない場合もあります。
He is reading the book in the room.
この場合「in the room」が副詞句として動詞「read」を修飾していて「部屋の中で読んでいる」という意味になるのか、 それとも形容詞句として名詞「book」を修飾していて「部屋の中の本」という意味になるのかは、文脈から判断するしかありません。
前置詞の目的語には名詞句や名詞節を置くこともできます。 たとえば次の文では名詞句「speaking English」が前置詞「at」の目的語になっています。
She is good at speaking English.
(彼女は英語を話すことに長けている。)
また次の文では名詞節「where it was」が前置詞「to」の目的語になっています。
You have to return the book to where it was.
(あなたはその本を元あったところに返さないといけない。)
ちなみに前置詞の目的語はあくまで目的語なので、代名詞の場合は目的格の形になります。 たとえば「for he」ではなく「for him」、「to I」ではなく「to me」のようになるので注意しましょう。
前置詞は数が限られているので、一覧を次のノートにまとめてあります。
接続詞の文法
7つめはand、if、becauseなどの接続詞です。 接続詞の定義は「文と文をつなげてひとつの文を作る働きを持った品詞」でした。 接続詞には、節を作る接続詞と節を作らない接続詞があります。 節というのは主語を持った語のカタマリで、全体としてひとつの品詞の働きをするものでした。
等位接続詞
定義
節を作らない接続詞を等位接続詞(coordinating conjunction)といいます。
等位接続詞にはandやsoなど全部で8個があります。 たとえば「I like cats.」という文と「He likes dogs.」という2つの文をandという接続詞でつなぐと、
I like cats and he likes dogs.
(私はネコが好きで彼は犬が好き。)
という1つの文を作ることができます。 andによって2つの文が1つの文にまとめられましたが、特に新しい節は作っていません。
従属接続詞
定義
節を作る接続詞を従属接続詞(subordinating conjunction)といいます。
従属接続詞にはthatやbecauseなどたくさんあります。 たとえば「I know it.」という文と「He likes dogs.」という文をthatという接続詞でつなぐと、
I know that he likes dogs.
(私は彼がネコ好きということを知っている。)
という1つの文をつくることができます。 接続詞thatがつくる節「that he likes dogs」は名詞節として動詞knowの目的語になっています。 ちなみに接続詞が作る節は従属節と呼ばれることがあります。 接続詞は、このような名詞節だけではなく、副詞節や形容詞節を作ることもできます。 たとえば次の文では接続詞becauseが作る節「because cats are cute」は副詞節として文の前半部分を修飾しています。
I like cats because cats are cute.
また次の文では接続詞whichが作る節「which is black」は形容詞節として名詞catsを修飾しています。
I like cats which is black.
ちなみに形容詞節を作る接続詞は関係詞、形容詞節に修飾される名詞は先行詞と呼ばれることがあります。
接続詞の文法は少し複雑なので、次のノートで詳しく説明しています。
また接続詞は数が限られているので、一覧を次のノートにまとめてあります。
間投詞の文法
8つめは「ok」や「wow」などの間投詞です。 間投詞の定義は「他の品詞を修飾したり他の品詞に修飾されたりしない品詞」でした。 間投詞にはあいさつや、あいづち、鳴き声などがあります。 oKやwowの他にも「good morning(おはよう)」や「you know(ほら)」のように2語以上のカタマリでひとつの間投詞になるものもあります。 間投詞は他の品詞を修飾したり他の品詞に修飾されたりすることがないので、自由に使うことができます。 例えば
Wow!
のように一語で文を作ることもできますし、
Wow, he is kind.
のように接続詞も前置詞も使わないで文に付けたり文の合間に挟んだりすることもできます。 よく使う間投詞を次のノートにまとめてあります。
倒置と省略と挿入
英語でも、語を入れ替えたり、省いたり、加えたりすることがあります。
倒置
定義
述語動詞が主語の前に出る現象を倒置(inversion)といいます。
倒置の代表例は疑問文です。 たとえば「He is kind.」という文を疑問文にすると次のように述語動詞isが主語heの前に出ます。
Is he kind?
(彼は親切ですか?)
倒置のもうひとつの代表例はThereで始まる文です。 たとえば「Cats are.」という文は先頭に副詞のThereを置くと、述語動詞のareが主語catsの前に出ます。
There are cats.
(ネコたちが居る。)
倒置については次のノートにさらに詳しくまとめる予定です。
省略
定義
重複する語や無くても明らかな語を省くことを省略(ellipsis)といいます。
たとえば「He is kind and He is brave.」という文の重複している部分を省略すると次のようになります。
He is kind and brave.
(彼は親切で勇敢だ。)
省略については次のノートにさらに詳しくまとめる予定です。
挿入
定義
文法的には関係ない注釈をカンマで挟んで加えることを挿入(insertion)といいます。
たとえば「He is kind.」という文に「I think」を挿入して次のようにすることができます。
He is, I think, kind.
(彼は、私が思うに、親切だ。)
同格という特殊な挿入もあります。
定義
名詞の直後に挿入する名詞を同格(apposition)といいます。
たとえば「He is kind.」という文のheに「my frined」という同格を挿入して次のようにすることができます。
He, my friend, is kind.
(私の友達の彼は親切だ。)
文法
同格の挿入ではカンマを省略できます。
He my friend is kind.
(私の友達の彼は親切だ。)
挿入については次のノートにさらに詳しくまとめる予定です。
まとめ
- 一定の意味や機能を持った文字の並びを語という。
- 大文字で始まり.や?や!で終わる1語以上の語の集まりを文という。
- 文の中で「〜が」にあたる部分を主語という。
- 文の中で「〜する」「〜だ」にあたる部分を述語という。
- 文の中で「〜を」や「〜に」にあたる部分を目的語という。
- 文の中で主語や目的語とイコールになる部分を補語という。
- 文の中で「いつ」「どこで」「なぜ」「どのように」「どのくらい」などの補足を加える働きを修飾という。
- 文の中で修飾している部分を修飾語という。
- 対象の範囲を明確にする働きを限定という。
- 語をその働きで分類したものを品詞という。
- 主語の働きができる品詞を名詞という。
- 述語の働きができる品詞を動詞という。
- 名詞を限定する働きができる品詞を限定詞という。
- 名詞を修飾する働きができる品詞を形容詞という。
- 名詞以外を修飾する働きができる品詞を副詞という。
- 名詞の前に置いて形容詞句や副詞句を作る働きができる品詞を前置詞という。
- 2つの文をつなげてひとつの文にする働きができる品詞を接続詞という。
- 修飾したり修飾されたりする働きがない品詞を間投詞という。
- 品詞のレベルで成り立つルールを文法という。
- 複数の語がまとまってひとつの品詞として働くもののうち、主語を含むものを節、含まないものを句という。
- 名詞には主語や目的語や補語になる働きがある。
- 名詞には可算名詞、不可算名詞、固有名詞、代名詞がある。
- 話し手との関係を表す名詞の形を人称といい、1人称、2人称、3人称がある。
- 数を表す名詞の形を数(すう)といい、単数と複数がある。
- 文の中での働きを表す名詞の形を格といい、主格、目的格、所有格がある。
- 動詞には述語動詞と準動詞がある。
- 動詞の形が変わることを活用といい、原形、現在形、過去形、現在分詞形、過去分詞形がある。
- 単体で述語を作れる動詞を本動詞といい、作れない動詞を助動詞という。
- 本動詞には完全自動詞、不完全自動詞、完全他動詞、不完全他動詞がある。
- 完全自動詞の後ろには目的語も補語も置けない。
- 不完全自動詞の後ろには補語を置く。
- 完全他動詞の後ろには目的語を置く。
- 不完全他動詞の後ろには目的語と補語を置く。
- 助動詞には第一助動詞と法助動詞がある。
- 発話時と基準時の関係を表す述語の形を時制という。
- 基準時が発話時より前にある時制を過去時制といいそうでない時制を現在時制という。
- 現在時制では述語の先頭の動詞を現在形にする。
- 過去時制では述語の先頭の動詞を過去形にする。
- 基準時と事象時の関係を表す述語の形を相という。
- 事象時と基準時が重なっている相を進行相という。
- 事象時が基準時より前にある相を完了相という。
- 進行相では述語の形をbe+現在分詞形にする。
- 完了相では述語の形をhave+過去分詞にする。
- 主体と行為との関係を表す動詞の形を態という。
- 主体が行為を行う側である態を能動態という。
- 主体が行為を受ける側である態を受動態という。
- 話し手の態度を表す述語の形を法という。
- 事実を表す法を直接法という。
- 想いを表す法を仮定法という。
- 命令を表す法を命令法という。
- 仮定法では述語の先頭の動詞を過去形にする。
- 命令法では述語の先頭の動詞を原形にする。
- 法助動詞は述語の先頭に置き、直後の動詞を原形にする。
- 動詞のto+原形は名詞句、形容詞句、副詞句を作り、句の中で動詞として働く。
- 動詞の現在分詞形は名詞句、形容詞句、副詞句を作り、句の中で動詞として働く。
- 動詞の過去分詞形は形容詞句や副詞句を作り、句の中で動詞として働く。
- 形容詞は名詞の隣に置いて全体として名詞句を作る。
- 形容詞は補語の働きをする。
- 比較を表すための形容詞や副詞の形を級という。
- 比較しなくても使える級を原級という。
- 2つの物事を比較するための級を比較級という。
- 3つ以上の物事を比較するための級を最上級という。
- 副詞は動詞、形容詞、副詞、文を修飾できる。
- 節を作らない接続詞を等位接続詞という。
- 節を作る接続詞を従属接続詞という。
- 述語が主語の前に出る現象を倒置という。
- 重複する語や無くても明らかな語を省くことを省略という。
- 注釈をカンマで挟んで加えることを挿入という。
- 名詞の直後に挿入する名詞を同格という。