英語の「句動詞」の種類と文法

英語  YOSHIKI  2022.12.30  2025.3.13

この記事では英語の句動詞の種類と文法についてまとめてみた。

目次

句動詞とは?

句動詞の定義はいろいろあるが、広い意味では慣用的な動詞句のことだ。
狭い意味では動詞と副詞(または前置詞)からなる動詞句に限定するものもあるが、このノートでは広い意味で慣用的な動詞句全般を扱う。

ちなみに動詞句というのは全体として動詞の働きをする句のこと。
句というのはいくつかの単語が合わさってひとつの品詞の働きをするもの(ただしその中に主語+述語の構造がないもの)のこと。
たとえば
I go to the park on the weekend.(私は週末に公園へ行く)
という文で、
go
は「行く」という自動詞ですが、前置詞toまでセットで
go to
という句を「〜へ行く」というひとつの他動詞として考えることもできるし、
go to the park
という句を「公園へ行く」というひとつの自動詞として考えることもできるし、
go to the park on the weekend
という句を「週末に公園へ行く」というひとつの自動詞として考えることもできる。

自動詞+副詞で自動詞になるタイプ

例えばget up(起きる)やstand out(目立つ)やgive up(あきらめる)など。

自動詞の後ろにも副詞の後ろにも目的語は置けないから、「自動詞+副詞」は全体としては自動詞になる。
自動詞なので受動態にはできない。

他動詞+副詞で他動詞になるタイプ

例えばput off(〜を延期する)やlook up(〜を調べる)など。

他動詞の後ろには目的語が必要だけど、副詞は目的語にはなれないから、「他動詞+副詞」は全体としては他動詞になる。
他動詞だから受動態にすることもできる。
The meeting was put up.
It was looked up on the Internet.

このタイプは目的語の位置に注意が必要だ。
副詞の位置はわりと自由だから、
他動詞+副詞+目的語
という語順だけではなく、
他動詞+目的語+副詞
という語順もアリ。
ただし目的語が代名詞の場合は他動詞+目的語+副詞の語順じゃないとダメ。

例えば目的語がthe wordならlook up the wordでもlook the word upでもアリだけど、目的語がitの場合はlook it upの語順にしないといけない。

自動詞+前置詞で他動詞になるタイプ

例えばlook after(〜を世話する)やcome by(〜を手に入れる)など。

前置詞には目的語が必要だから、「自動詞+前置詞」は全体としては他動詞になる。

このタイプは他動詞だけど、受動態にできるものとできないものがあるから注意が必要。
例えばbe looked after(世話される)はアリだけど、be came by(手に入れられる)はナシ。

自動詞+副詞+前置詞で他動詞になるタイプ

例えばcome up with(〜を思いつく)やmake up for(〜を埋め合わせる)やkeep up with(〜と連絡をとり続ける)など。

前置詞には目的語が必要なので、「自動詞+副詞+前置詞」は全体として他動詞になる。 このタイプは他動詞だけど、受動態にできるものとできないものがあるので注意が必要。

他動詞+名詞で自動詞になるタイプ

例えばmake sense(意味をなす)take place(起こる)shake hands(握手する)やcome true(実現する)など。

後ろの名詞が前の他動詞の目的語になっているから、「他動詞+名詞」は基本的には自動詞になる。 ただし目的語を2つ取れる他動詞の場合は、他動詞になる、つまり後ろにもうひとつ目的語を取ることもできる。

他動詞+名詞+前置詞で他動詞になるタイプ

例えばtake care of(〜を世話する)やlook nice in(〜が似合う)など。

前置詞には目的語が必要だから、「他動詞+名詞+前置詞」は全体としては他動詞になる。

be+形容詞+前置詞で他動詞になるタイプ

例えばbe interested in(〜に興味を持つ)やbe good at(〜が得意)など。

前置詞には目的語が必要だから、「be+形容詞+前置詞」は全体としては他動詞になる。

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参考