英語の形容詞の種類と文法

英語  YOSHIKI  2025.2.3  2025.3.13

技術書や数学書のようなノリで、英語の形容詞の種類と文法についてまとめてみた。

もくじ

英語の形容詞とは

まずは形容詞の定義を確認しよう。

定義

名詞を修飾する働きができる品詞を形容詞(adjective)という。

ここでいう修飾というのは、名詞に対してそれが「どのような」名詞なのかの説明を加える働きのことだ。 例えば形容詞の「red」や「long」は名詞「pen」を修飾して「red pen」や「long pen」のように使うことができる。

名詞を修飾できるのは形容詞だけだ。

形容詞の修飾語の働き

形容詞には「修飾語の働き(限定用法)」と「補語の働き(叙述用法)」の2つがある。 まずは修飾語の働きを見てみよう。

文法

形容詞は名詞の直前か直後に置いて、全体として名詞句を作る。

基本的には、語で修飾する場合は次のように名詞の直前に置く。

This is a long pen.
(このペンは長いペンだ。)

この例文では形容詞longが名詞penを修飾していて、a long pen全体として名詞句を作っている。 逆に、句や節で修飾する場合は名詞の直後に置きく。

This is a pen made in Japan.
(このペンは日本で作られたペンだ。)

この例文では形容詞句made in Japanが名詞penを修飾していて、a pen made in Japan全体として名詞句を作っている。

形容詞の補語の働き

形容詞のもうひとつの働き「補語の働き」を見てみよう。

文法

形容詞は補語の働きができる。

補語というのは主語や目的語とイコールになる働きだ。 次の例文では、形容詞longが補語になっている。

This pen is long.
(このペンは長い。)

動詞がisなので、形容詞longは主語This penとイコールの関係になっている。

形容詞の級とは

形容詞には3つの形があり、それらを使い分けることで比較の表現を作ることができる。

定義

比較を表すための形容詞の形を(degree)という。
比較をしない場合でも使える級を原級(positive degree)、2つの物事を比較するための級を比較級(comparative degree)、3つ以上の物事を比較するための級を最上級(superlative degree)という。

辞書に載っている元の形が原級だ。

比較級は原級の語尾にerをつけるか、more+原級の形にする。 基本的には短い単語はer型で、長いタイプはmore型だ。 たとえばlongの比較級はlongerで、importantの比較級はmore importantになる。 少ないが例外もあって、たとえばgoodの比較級はbetter。

最上級は原級の語尾にestをつけるか、most+原級の形にする。 たとえばlongの最上級はlongestで、importantの最上級はmost importantになる。 少ないが例外もあって、たとえばgoodの最上級はbest。

形容詞の形を使い分けると比較の表現を作ることができる。 まずは原級を使った比較表現を見てみよう。

This pen is as long as mine.
このペンは、同じくらい長い、私のと比べて。
(このペンはのペンと同じくらい長い。)

longを「同じくらい」という意味の副詞asで修飾している。
後ろは「〜と比べて」という意味の前置詞「as」を使って、比べる対象を書いている。
「as mine」全体は「long」を修飾する副詞句だ。
次は比較級を使った比較。

This pen is longer than mine.
このペンは、より長い、私のよりも。
このペンは私のペンよりも長い。

This pen is longest of mine.
(このペンは、一番長い、私のものの中で。)

これは次のように書き換えることもできる。

This pen is the longest pen of mine.
(このペンは、一番長いペン、私のものの中で。)

これは次のように2つめのペンを省略することもできる。

This pen is the longest of mine.

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参考